インド、マレーシア、フィリピン留学 大学留学比較
世界的に有名なIIT(インド工科大学)をはじめとして、インドには有名大学が多い。貧富の差は大きいものの、それだけ教育を重視している国と言えるだろう。 実際、新興国の中に有って、インドの大学の教育水準は概して高い。
インドの大学へ留学
概要 インドの大学には、各州に散らばり、連邦政府が運営するセントラルユニバーシティ、州立のステートユニバーシティ、大学ではなかったが、学術的・教育的に高い水準を持つことから連邦政府から大学として認可されている準大学(Deemed University)、私立大学、国家的重要研究機関として設立されたインスティテュート(Institute of National Importance)がある。 さらに、上記の大学は、複数のカレッジ(多くは単科大学)が集まって、大学を形成しているAffiliating Universityと、カレッジを持たないUnitrary Universityに分けられる。 [セントラルユニバーシティ] デリー大学、ネルー大学、バラナシヒンドゥー大学、ハイデラバード大学など約50大学。 [州立大学] ムンバイ大学、マドラス大学、コルカタ大学など約340大学。 [準大学(Deemed University)] IIIT(インド情報技術大学)、IIS(インド科学大学)など約125大学。 [私立大学] アーメダバード大学など約230大学。 [Institute of National Importance] インド工科大学(IIT=Indian Intitute of Techinology)、国立工科大学(NIT=National Institute of Techinology)、国立ファッション技術大学(NIFT=National Institute of Fashion Technology)、全インド医科大学(AIIMS=All India Institute of Medical Studies)、インド統計大学(ISI=Indian Statistical Institute)など約100大学。 インドの大学の新学期は6-7月 インドの大学の新学期は6月~7月。出願は3月末の学校が多く、4月から5月にかけて、合格発表が行われる。 メールや郵送での出願は難しい、授業が始まっても結果が出ないことも・・ 学校によって、対応はまちまちなので一概には言えないが、往々にしてメールなどに対する学校の対応は遅い(または無い)ので、直接学校を訪問するか、業者を利用するのが望ましい。 新学期が始まっても、合否の結果がわからない(審査が終わっていない)と言うこともあるので、学校に確認を取りながら、そういうものだと思って対応することも必要。 尚、学校から結果の通知があることは稀(学校による)なので、定期的に学校に確認する。 学校訪問はできるだけする 出願時期や出願書類など、正確な情報をインターネット等に掲載している学校は少ない。メールをしても返事がなく、電話をしても担当者にたどりつけないこともありがちなので、志望校が決まったら、できるだけ学校を訪問し、直接情報収集するのが良い。基本的に授業は英語で行われることになっているがが、実際にはヒンディーや現地語で行われている学校や学科もあるので、そうしたことも確認できる。 また、大学院に出願する場合など、担当教官と会うことができれば、強力なアピールの機会にもなる。 語学力について 出願段階でIELTSなど語学力の証明を求める学校は多くはないが、大抵、後から語学力の証明を提出するように求められる。語学力の証明を提出せずに合格となった場合、現地到着後に試験があり、語学力が足りないと判断されると、提携の語学スクールなどに通わされる。 目安としては、大学レベルでIELTS 5-6程度、大学院レベルでIELTS 6-7程度の語学力が求められる。(インドはIELTSが主流なので、IELTSを受験するつもりで準備すること。) 成績について 留学生に対しては外国人枠を設けている大学が多く、ほとんどの場合、審査は高校や大学の成績、エッセイなどの書類審査で行われる。前在籍学校の成績が、上位校で65%以上(100点満点として、65点以上)、中位校で50%以上なら、合格できる可能性が高い。中位校以下の学校では、成績はほとんど見ない学校もあるが、入学後、単位を取得するためには、かなり学習することが求められる。 また、トップの学校の中には、留学生もインド人学生と同じ入学試験を受験しなくてはならない学校もある。 インド政府奨学金制度 上記の通り、インドの大学は入試要項などをインターネットに詳しく載せているケースは稀で、直接大学を訪問しないことには、電話やメールなどでのやりとりもスムーズにはいかない。 日本に居ながら、手続きを確実に進める方法としては、各大学の交換留学制度を利用するほかに、「インド政府奨学金」制度を利用する方法がある。 これは、インドの政府機関であるICCR(Indian Council for Cultural Relations)が行っている奨学金制度で、世界の各国から6000名程度の留学生に奨学金を提供している。日本人枠は10名。毎年1月頃募集要項が発表され、ICCRが指定する受け入れ校の中から、志望校を選んで、出願することができる。出願書類を提出後、日本のインド大使館で試験、面接を受け、後日大使館から受け入れ可能校及び、コースが提示される。医学系、歯学系、看護系コースは対象となっていない。 2017年度 インド政府奨学金留学生募集要項 1. 募集人員 10名 2. 専攻分野 インドの大学で専攻できる分野(ただし、医学、歯科、看護分野は対象外) 3. 受入機関 インドの指定大学及び研究機関 ※ INDIAN COUNCIL FOR CULTURAL RELATIONSのウェブサイトで確認。 4. 給費期間 2017年授業開始月~卒業(学位取得)まで(詳細は確認すること) ※受入機関及び課程決定後の変更は認められない。 5. 待遇 奨学金支給 学部:月額 5,500ルピー 大学院:月額 6,000ルピー 博士課程中期(研究修士)・博士課程:月額 7,000ルピー ポストドクター研究:月額 7,500ルピー 授業料等納付金免除 宿舎費 第1級都市:月額 5,000ルピー その他の都市:月額 4,500ルピー 臨時費用(書籍や文房具購入のために毎年支払われ、課程修了まで支給される) 学部:年額 5,000ルピー 大学院:年額 7,000ルピー 博士課程中期(研究修士)・博士課程:年額 12,500ルピー ポストドクター研究:年額 15,500ルピー 医療費支給(歯科など一部の治療を除く) ※受入機関付属のメディカルセンター等や政府の病院に限る。 論文作成費支給(給費期間内に一度のみ支給される) 博士課程:10,000ルピー 上記以外の課程(研究計画の提出が求められる):7,000ルピー
6. 応募資格 日本国籍を有する者 学歴: 博士課程修了レベル:博士課程修了者(2017年3月修了見込みの者を含む) 博士レベル:修士号取得者(2017/3取得見込みの者を含) 修士レベル:学士号取得者(2017/3取得見込みの者を含) 学部レベル:高等学校卒業者(2017/3卒業見込みの者を含) 十分な英語の能力を有する者 健康な者 今までにインド政府奨学金(ICCR)を受給していない者、及びインドで学んだことのない者。 学士課程で理工学系コースを希望する者は高校卒業レベルの物理学、化学、及び数学の知識が必要である。 7. 出願手続 出願書類 (1)英文書類:10. 英文出願書類一覧参照 (2)和文書類:11. 和文出願書類一覧参照 出願書類提出先 (1)英文書類:駐日インド大使館 教育部 〒102-0074 東京都千代田区九段南2-2-11 電話:03-3262-2397(内線407/406) 受付時間:月曜日~金曜日 午前9時30分~午後5時 (2)和文書類:独立行政法人日本学生支援機構 留学生事業部留学情報課(郵送のみ) 〒135-8630 東京都江東区青海2-2-1 電話:03-5520-6111 ※出願封筒の表に「2017年度インド政府奨学金留学生出願書類在中」と朱書のうえ、簡易書留または宅配便で郵送すること。(大使館については持参も可) 出願書類提出期限:英文書類:2017年 1月6日(金曜日)午後5時必着 / 和文書類:2017年 1月6日(金曜日)午後5時必着 8. 選考 国内選考:語学(英語)試験(筆記)、面接試験 試験日:2017年1月24日 場所:駐日インド大使館 ※日時については後日、駐日インド大使館から応募者本人に電話で連絡される。 最終決定 ICCRが選考し、駐日インド大使館を通じて後日通知される。 9. その他 駐日インド大使館のウェブサイト及びICCRのウェブサイト(PDFサイトにリンクします)にて、募集内容の詳細を必ず確認のうえ、応募すること。 応募者は、出願時に大使館へ提出する英文提出書類の他に、正本1通を必ず保管しておくこと。 希望する機関やコースが何らかの理由により受け入れ不可能である場合、ICCRが他の大学やコースをすすめる場合がある。また、受入機関については、応募者の希望を尊重したうえで、ICCRが最終決定をする。 本件に関する照会(和文出願書類を除く)は、上記駐日インド大使館教育部に行うこと。和文出願書類に関する照会のみ、日本学生支援機構留学生事業部留学情報課に行うこと。 安全で有意義な留学のため、この奨学金に応募する者は志望校等を選定する際及び奨学金留学生に決定し渡航する際には、各自で必ず事前に留学先国・地域の治安状況等の安全情報をはじめとする留学に関する情報を収集すること。なお、情報収集にあたっては、公的な留学情報機関である「独立行政法人日本学生支援機構」のウェブサイトや、海外でのトラブル防止に役立つ世界各国の治安情勢や滞在中の留意点などの安全情報を提供している外務省の「海外安全ホームページ」を活用すること。 10. 英文出願書類一覧 英文出願書(※1) 7通 英文出願書については必ずタイプ入力(手書き不可)すること。 またPDFにしたものを、2017年1月6日までに以下のアドレスに送信しておくこと。 E-mail: fscom@indembassy-tokyo.gov.in 及び library@indembassy-tokyo.gov.in 担当者: Ms.Sunita Narang, First Secretary ICCR所定の誓約書(※2) 7通 研究計画書 7通 留学志望の理由、留学中の研究計画、帰国後の計画(地位、職業を含む)を詳しく記載すること。 高等学校以上の学業成績証明書 各7通 高等学校以上の証明書を全て提出すること(語学学校、交換留学等の学業成績証明書は不要)。 高等学校以上の卒業/修了(見込)証明書 各7通 高等学校以上の証明書を全て提出すること。 在学中の場合は在学証明書も併せて提出すること 。 高校、大学で履修した課程のシラバスやカリキュラム等の写し 7通 ICCR所定健康診断書(別紙参照)(※3) 7通 医師のサイン、病院の住所の記載、また診断を証明する印をもらうこと。 パスポートの写し(国籍の確認できる部分) 7通 奨学金希望給費期間内に有効であること。パスポートがない場合には、戸籍抄本を提出すること。 過去インド政府奨学金(ICCR)の受給、及びインドで学んだ事がないことを明記した本人の署名入り誓約書(自由形式) 7通 写真 8枚 1年以内に撮影したパスポートサイズの写真の裏にローマ字にて氏名を明記し、「1.英文出願書」の正本及び、コピーに貼り付けること。また、別途本人保管用の「1.英文出願書」にも貼り付けておくこと。 その他の特定資格証明書(留学課程によって指定される要件がある場合のみ) 7通 必要な資格・要件は受入機関等のウェブサイトから確認し、資格・要件を満たしていることを証明する書類を提出すること。 推薦状 各7通 開封無効。推薦者に依頼して、正本1通とコピー6通全てを1通の封筒に入れてもらい提出すること。 本人をよく知る人物2名から、人物について記載してもらうこと(要署名)。 和文の推薦状を翻訳して使用する場合は、応募者以外の者による英文訳及び翻訳者名を明記した用紙に推薦者自身の署名をもらい、和文推薦状のコピーとともに封入してもらい提出すること。 応募者の演奏等作品が録音、録画された媒体(芸術専攻者のみ) 1点 パフォーマンスを録画・録音したCD/DVD等がある場合は提出すること。 <※研究生の身分で在籍する場合は、上記の書類とともに下記の書類も提出すること。詳細は駐日インド大使館教育部に確認すること。> 研究計画書 7部(正本1部、コピー6部) 留学志望の理由、留学中の研究計画、帰国後の計画(地位・職業を含む)について、とくに専攻や研究に関して「3.研究計画書」よりさらに詳しく記載すること。 駐日インド大使館が指定する書類(駐日インド大使館へ照会)(※4) ※1~※3についてはICCRのウェブサイト(PDFサイトにリンクします)からダウンロードすることも可能。※4については駐日インド大使館へ紹介すること。 ※応募者は、英文提出書類を正本1通及びコピー5通ずつ用意すること。正本1通は必ず応募者が保管し、大使館には正本1通及びコピー5通を提出すること。 <注意> (1)提出書類は全て英文で作成すること。 (2)提出書類は、いずれも正本1通、他はコピーでよい。なお、出願書コピー後、全てに写真を貼付すること。 (3)和文のものしか正本を用意できない場合は、応募者本人が訳したものでよい。その場合は、理由・翻訳者を明記し、必ず正本のコピーとともに提出すること。 (4)上記の書類は、それぞれの右上に上記書類の番号を記入し、1~12(ただし10は除く)をそれぞれ1部ずつ順に重ね、左上をホッチキスで綴じ、6部作成すること。 (5)出願書類は、A4判の大きさに折りたたむか、台紙に貼付し、A4判で統一すること。 (6)提出された書類等は一切返却しない。 11. 和文出願書類一覧 出願書 1通 正本の右上に写真を貼り付けること。コピー1枚は写真貼り付け後のものからとること。 研究計画書1通 留学志望の理由、留学中の研究計画、帰国後の計画(地位・職業を含む)を詳しく記載すること。 高等学校以上の学業成績証明書 各1通 高等学校以上の証明書を全て提出すること(語学学校、交換留学等の学業成績証明書は不要)。 高等学校以上の卒業/修了(見込)証明書 各1通 高等学校以上の証明書を全て提出すること。 在学中の場合は在学証明書も併せて提出すること。 高校、大学で履修した課程のシラバスやカリキュラム等の写し1通 英語能力証明書の写し 1通 語学テストのスコア等がある場合のみ添付する。 健康診断書 1通 ICCR所定用紙の健康診断書(英文)のコピーに応募者本人による和訳を添付し提出すること。 パスポートの写し(国籍の確認できる部分) 1通 奨学金希望給費期間内に有効であること。パスポートがない場合には、戸籍抄本のコピーを提出すること。 その他の特定資格証明書(留学課程によって指定される要件がある場合のみ) 1通 必要な資格・要件は受入機関等のウェブサイトから確認し、資格・要件を満たしていることを証明する書類を提出すること。 推薦状 各1通 開封無効。 本人をよく知る人物2名から、人物について記載してもらうこと(要署名) 英文の推薦状を翻訳して使用する場合は、応募者以外の者による和文訳及び翻訳者名を明記した用紙に推薦者自身の署名をもらい、英文推薦状のコピーとともに封入してもらい提出すること。 写真 1枚 4cm×5cm。「出願書」正本の右上に貼付すること。 <注意> (1)提出書類は全て和文で作成すること。 (2)提出書類は、推薦状と写真を除いてコピーでよい。 (3)英文の推薦状しか正本を用意できない場合は、応募者本人が訳したものでよい(推薦状を除く)。その場合は、理由・翻訳者を明記し、必ず正本のコピーとともに提出すること。 (4)上記の書類は、それぞれの右上に上記書類の番号を記入し、それぞれ1部ずつ順に重ね、左上をクリップで留めたものを2部作成し提出すること。なお、「出願書」の残り1部(コピー)と推薦状は留めずに提出すること。 (5)出願書類は、A4判の大きさに折りたたむか、台紙に貼付し、A4判で統一すること。 (6)開封無効の学業成績証明書等も開封して提出すること。 (7)提出された書類等は一切返却しない。 受け入れ対象校(ICCRのウェブサイトに掲載される)
聴講制度、ディプロマコース、サティフィケートコース 学費を支払い、授業に出席するだけの聴講生制度もある。テストを受けたり、レポートを提出する必要は無く、修了しても証書も出ない。期間は通常1年。ビザはコースにより、学生ビザまたはリサーチビザを取得する。主に大学院以上の課程で設けられているが、長期のビザを取得するだけの目的で申込むようなケースもあり、制度を持たない学校も増えてきている。 また、選考試験などを受けなくても申し込めるコースとして、短期(3ヶ月-1年程度)のサティフィケートコースやディプロマコースを設けている大学も多い。 |
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マレーシアの大学へ留学 |
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フィリピンの大学へ留学 |